髄芽腫におけるGli3発現と神経分化についての共同研究
- 国・地域名
- 米国
- 区分
- 研究
- 学術分野
- 医学
- 関連するSDGsの目標
キーワード | 髄芽腫、免疫染色 |
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本学情報
担当者氏名 | 棗田 学 |
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部局・職名 | 新潟大学脳研究所脳神経外科・助教 |
相手国情報
国・地域名 | 米国 |
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機関・部局 | ジョンズホプキンス大学医学部病理学分野 |
詳細情報・活動報告
我々は髄芽腫におけるGli3の発現及び、神経分化に関わる役割について研究した。2つの髄芽腫コホート(Niigataコホート及びHopkinsコホート)において、Gli3免疫染色を行い、さらにはNanostring解析を行い、髄芽腫を4群に分類(WNT群、SHH群、Group 3、Group 4)に分類した。Gli3陽性腫瘍の多くはWNT群、SHH群に認められ、それらの症例で神経分化と関わっている事が判明した。さらにはsingle cell RNAシーケンスを行い、やはりWNT群、SHH群でGli3発現が上昇しており、神経分化を示す細胞に発現していることが解った。この研究の成果はJournal of Neuropathology and Experimental Neurologyに掲載された。