髄芽腫におけるGli3発現と神経分化についての共同研究

国・地域名
米国
区分
研究
学術分野
医学
関連するSDGsの目標
17 パートナーシップで目標を達成しよう
キーワード 髄芽腫、免疫染色

本学情報

担当者氏名 棗田 学
部局・職名 新潟大学脳研究所脳神経外科・助教

相手国情報

国・地域名 米国
機関・部局 ジョンズホプキンス大学医学部病理学分野

詳細情報・活動報告

我々は髄芽腫におけるGli3の発現及び、神経分化に関わる役割について研究した。2つの髄芽腫コホート(Niigataコホート及びHopkinsコホート)において、Gli3免疫染色を行い、さらにはNanostring解析を行い、髄芽腫を4群に分類(WNT群、SHH群、Group 3、Group 4)に分類した。Gli3陽性腫瘍の多くはWNT群、SHH群に認められ、それらの症例で神経分化と関わっている事が判明した。さらにはsingle cell RNAシーケンスを行い、やはりWNT群、SHH群でGli3発現が上昇しており、神経分化を示す細胞に発現していることが解った。この研究の成果はJournal of Neuropathology and Experimental Neurologyに掲載された。